大阪には世界でもまれな大都市直下の活断層がある。それが発生が近いといわれる東海地震などと連動して動く可能性があるという。近年連続して起きている内陸活断層地震と発生メカニズムは同じだという。防災啓発書としてみると面白くわかりやすいが、一般市民には刺激が強すぎて読まないほうがいいかも知れない。それほど説得力がある。しかし、行政に携わる者が知らなかったでは済まされない。何度か読み返して気づいたが、作者は地震のことだけでなく人間を含む自然界の大きな動きについて言いたかったのだろう。主人公の「すべてのものは移ろいゆく・・」という台詞がそれを暗示しているように思える。災害の描写もリアルだが、大きな変化はゆっくりと確実にやってくるというところに本当の怖さを感じた。88頁の小編だが内容が濃いので高いとは思わない。 上町断層帯 一万年の眠りから覚めるとき 関連情報
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東京23区にあるかもしれない四ッ谷〜田端断層をGoogle earthで上空から見てみる Yotsuya fault in Tokyo
2012年8月20日 地質学の専門家が集まる日本第四紀学会で、JR田端駅付近から飯田橋駅付近を通り、外濠に沿って四ツ谷駅付近に ...
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