山中鹿介物語－尼子再興記－ (ガンガンコミックスＩＸＡ)

コレクションの中に加えます。年配の方々には、少し難しい感があります。 山中鹿介物語－尼子再興記－ (ガンガンコミックスＩＸＡ) 関連情報

山中鹿介 (人物文庫)

魅力的な人物だ。その為、彼の軌跡をその生い立ちから最期まで追いたいと考え本書を手にした。しかし本書においては、上月城落城直前からの時系列で、且つストーリーに秀吉が随分と顔を突っ込んでくる作りとなっている。読み手にドラマティックなストーリーを見せてくれるが、私が期待したものではなかった。本書からは、鹿介よりも、小早川隆景や黒田官兵衛の方が気になる人物のように映った。 山中鹿介 (人物文庫) 関連情報

山中鹿介のすべて

本書は小説ではなく山中鹿之助に関する史書である．だが，本書は小説よりも面白いかもしれない．その理由は三つある．一つ目は言うまでもなく，山中鹿之助の人生そのものが魅力的なものであることが挙げられる．自分の信じたものに全人生を賭けてみたいと思うことは無いだろうか？もしあっても，なかなか現実にそれを実行することは難しいことが多いだろう．だが，鹿之助はそれを成し遂げた．結末はともあれ，鹿之助の人生は『憧れの人生』と言えるだろう．二つ目は，本書が山中鹿之助に関する通説の誤りを指摘してくれる点にある．かの有名な「我に七難八苦を与えたまえ」が，鹿之助本人の言ではないことには相当な驚きであった．その他にも驚くような史実が数多く記載されている．最後に挙げたいのが，編者の鹿之助への想いである．鹿之助への思い入れがそこかしこに感じられる．だが，決してある時代の史家のように思いが強すぎて史実を曲げるようなことはない．大袈裟に言えば，鹿之助を描くに相応しい編者というべきだろうか．山中鹿之助の全てを知りたい人は，是非手にするといいと思う． 山中鹿介のすべて 関連情報

ロマンデッキ.