悪の教典 ランキング!

悪の教典 THINK 'BOUT IT! (CD+DVD)

2代目JSBにはまったのは、2代目がEXILEに吸収された後でした・・ショウキチとネスの歌声が好きで、全員でのダンスも迫力で大好きで。やっとSECONDとして始動したんだ〜とうれしい限りです。ナオトとナオキがいないのは寂しいですが。今回は4曲ともアゲアゲ系、ライブで盛り上がりそうな曲ばかり。PVもキレッキレでクールな感じで、さすが2代目!!!普段EXILEの後ろのほうで踊ってるみんなが、よーーく見れます(笑)それだけでもうれしいーーー!早くアルバムでないかなーそして早く単独ライブやってほしいです。 THINK 'BOUT IT! (CD+DVD) 関連情報

悪の教典 悪の教典〈下〉 (文春文庫)

文章が読みやすく、ストレスなく上下巻一気に読み進められた。内容としてもそこそこには面白く、読んでがっかりするようなものではない。主人公・蓮見の人格的に壊れた感じも良い。しかし、これまでの貴志作品にあったような“恐怖感”はそれほど感じられず…。たとえば、『クリムゾンの迷宮』のように殺人鬼に追い詰められていく緊張感や、『新世界より』のような物語の世界全体に漂う禍々しさなどを期待していた自分にとっては少々物足りず。“現代にあるどこにでもありそうな普通の学校”という特殊ではない極めて普通の舞台設定で、どれだけの異常さを見せてくれるのか、、、と自分が期待しすぎたのかもしれない。(まぁ殺人鬼が学校に紛れている時点で十分異常だけれども)他者に共感することのない蓮見の目線で話が進むからなのか、単に人数が多いからなのか、生徒側の描写も足りないような…。そのため下巻に入ってからの展開でも生徒側にいまいち感情移入できなかった。(それが恐怖感を減退させた理由の一つかもしれない。)クラス名簿をダウンロードできるとあったので特設ページをみたところ、校舎の見取り図も置いてあった。これは本自体に付録として付けてほしかったな〜。別になくても話を読むのに支障はないけれど、今から読む方は下巻を読む前に見取り図を見ておけば多少は面白さが増すかも。 悪の教典〈下〉 (文春文庫) 関連情報

悪の教典 悪の教典〈上〉 (文春文庫)

発売日にあちこちの本屋を回って上下巻を買い、2日で読み終えました。貴志佑介はファミコン・マンガ世代の僕らの心をがっちりキャッチして離しません。さて、読み終えての感想としては・・・まず、読後感がすこぶる悪い。「バトルロワイヤル」や「不夜城」を読んだ後みたいな、イヤ〜な暗さが残ります。内容は帯を見て、中盤まで読めば大体想像できると思いますが、学校での大量殺人ものです↓。私は教職に就いているので、こういう本はあまり世の中に出回ってほしくないなと思いました。それは置いといて、貴志佑介の本を全て読んでいるファンとしての評価は・・・まぁ、イマイチかなぁ・・・。今回犯人目線でしばらく物語が進行しますが、IQが高い感があまり感じられず、いきあたりばったりに人を殺す様はネタが尽きた頃の古畑任三郎の犯人を見るようでシラケてしまいます。結局欲望の充足にしか知能が使えない犯人は逆にリアルな感じもしますが、主役としての魅力はどうでしょう。前作「新世界より」も大量に人が死にますが、あちらは読み終えると、また読み返したくなる魅力がありました。今作はもう売っちゃってもいいな、読まないなって感じがします。 悪の教典〈上〉 (文春文庫) 関連情報

悪の教典 【特典ポスターなし】THE II AGE (ALBUM+DVD)

彼らにしかできないパフォーマンス、彼らにしか歌えないメロディー…最高です!全てモノクロのPVが斬新且つ超絶カッコいい!そのネイティブな世界は一度観たら鮮烈に目に焼き付いて離れません!何にも媚びない硬派な彼ら…これからもこのスタイルを崩さないでいて欲しいと願っています! 【特典ポスターなし】THE II AGE (ALBUM+DVD) 関連情報

悪の教典 悪の教典 DVD スタンダード・エディション

この作品は原作の持つテイストを出来るだけ丁寧に拾い上げ昇華しようとしているのが非常によく分かる作りになっています。学校の影の支配者・釣井のエピソードや中学時代の石田 憂実のエピソードなど尺の都合でどうしても切り捨てざるを得なかった話はあるもののそれ以外はとにかく原作に忠実に作ろうとしており、それ故に非常に濃い内容になっています。しかし、その濃さ故に原作未読の人間に非常に分かりにくい部分も生じてしまっており、脚本にかなり無理がある状態になっているのが残念なところです。例えていうなら、年末にやっているその年の大河ドラマの総集編によく似た感じと言えば分かりやすいでしょうか?何より、原作を大切にしていながら致命的な部分で原作の解釈を誤っており、それ故にチグハグな印象を抱かざるを得なくなっているのが問題です。まず主人公の蓮見はサイコパスですが、サイコパス=殺人鬼ではないにも関わらず、映画では蚊を殺すくらいの気軽さでどんどん人を殺す人間(まぁラストの殺戮シーンだけ見れば確かにそうなんですが…)として描かれているところ。原作での蓮見は生まれついての共感欠如の為、感情というものが無く、それ故に怯えや躊躇という感情に邪魔されず常に最適最速で障害を排除する人間として描かれています。もちろん、殺人にも全く躊躇はありませんが、それはその他の方法を検討してみた上でその他の方法では効果が認められず、殺してしまうのが最も合理的な場合にのみ殺人という選択をするという、ある意味究極の合理主義者です。にも関わらず、映画版の方では原作で学校から追放するだけだった蓼沼を脈絡もなく、あっさり殺してしまうように変更したのが疑問に思えます。更に蓮見はまぎれもないサイコパスではありますが、それは感情を認識・理解出来ないだけで心の中に感情そのものが全くない訳ではありません。その為、原作では蓮見の自覚のない感情をを描く重要なエピソードとして、蓮見の中学時代の石田 憂実とのエピソードがあったり、愛人・安原 美彌を殺そうとした時に何故か身体が動かなくなってしまい、蓮見自身が戸惑う描写などが用意されているのですが、何故か劇場版ではどちらもあっさりスポイルされており「共感欠如者」故のの悲哀が全く描かれていません。そして、最も致命的なのがラストの部分。事象だけを見れば原作通りなんですが、結果が全く違う印象になっていて残念という範疇を超えています。原作で蓮見=完璧な犯罪者という図式を描く為に、上下巻という長さでエピソードを丹念に積み上創り上げた、「蓮見が犯人だと確信しているのに証拠がない。明らかにクロなのに証拠がない逮捕出来ない」という絶望的な状況。自分の為、目的の為ならば平然と他者を踏みにじり、傷つけながら、けして自分は傷つかないという超越者的な存在としての蓮見への畏怖。それはこれ以上ない絶望感を読者にも共有され、その絶望感が最高潮に達した時に発覚する伏線というにはあまりにささやかな出来事。蓮見という完璧な悪魔ですら見逃したその小さなほころびは、軽んじられ無残に踏みにじられた弱者たちの精一杯の怒りの叫びそのものであり、そのささやかな一撃が誰も倒す事が出来なかった怪物・蓮見を追い詰めるというシチュエーションは正に鳥肌ものでした。しかし、映画では蓮見は緻密な計算で完璧に障害を排除し自分は一切傷つかない超越者ではなく、単なる邪魔だと思ったらすぐ人を殺すだけのキャラクターにしか描かれていません。それ故に最後に自分の完璧な仕事が失敗した際の不敵な態度も全て空回りしてしまっています。生存者がいくら糾弾しても証拠がなく、蓮見を追い詰める事が出来ない状況をしっかり描く事で生存者の怒りの正しさと無力さが際立ち、ラストのカタルシスにつなげられるはずなのですが、映画ではそのあたりがあまりにあっさりしすぎていて全く感情移入が出来ませんし、蓮見の仕事の完璧さを演出出来ていないが故に、生存者がいてる時点で蓮見の余裕がバカみたいに見えてしまうのも困ったところです。おまけに原作での最高の場面ともいえる、蓮見を倒す事につながる証拠の発見があまりに脈絡が無く唐突すぎてずっこけそうになりました。おまけに蓮見が行なっている事は殺人だろうが盗聴だろうが陰謀だろうが、全て単なるゲーム感覚なんだよという説明や状況がほとんど描かれていないので、最後に「あいつはもう次のゲームを始めている」と言われても全く意味が伝わりません。本来はその部分を明確にする事で蓮見という天才的犯罪者というキャラクターが全面に出せ、レクター博士のような存在に昇華する事で出来たであろうに残念極まりないです。けして原作を軽視するのではなく、逆にリスペクトしすぎて説明不足になってしまい、結果的に空回りしてしまう感じは、以前に観た「メトロに乗って」によく似ています。原作におけるもう一人の主人公・片桐 怜花はその生物的な勘で蓮見に恐怖を感じ、蓮見の本質に迫っていくのですが、映画ではその部分が全く描かれていない為、単なる地味な生徒になってしまっており、二階堂ふみを使う必要がホントにあったのかすらさっぱり分からないのも残念無念。とはいえ、最初から最後までしっかりと観続ける事が出来、改悪とされるほど原作を台無しにしていないのでひとつの映画として観る分には及第点以上だと思います。しかし、原作を大切にしすぎて言葉足らずなので出来れば原作を読んでから観ると、語らずに描こうとした部分がよく分かりますのでまず原作をお奨めします(まぁ悪いところもよく分かってしまいますが…)。 悪の教典 DVD スタンダード・エディション 関連情報




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