モーリン・タッカー ランキング!

モーリン・タッカー ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ もっとも嫌われもっとも影響力のあったアルバム (P‐Vine BOOKs)

10年以上前に初めてバナナを聴いた時は良さがわからなかったのですが、なんだかんだずっとプレイリストには入っていました。最近その飽きのこなさや時代が変わっても聴くに耐えるこのアルバムの凄さにやっと気づきました。そんなアルバムはどうやって作られたのか、どうやって構成されてるのかが知りたくて買ってみましたが、結構サクッと読めてしまって多少物足りない気もしましたが、当時のベルベッツがどれだけ世間に受け入れられていなかったかがよくわかりました。あのすごいアルバムは、あの当時の凄い人達が奇跡的に集まり、奇跡的に作り出されたものだったということが読んでいくうちにわかります。バナナ好きなら一曲一曲にまつわるエピソードを紹介している章が読めただけでも買う価値はあるかと思いますが、欲を言えばもう少し曲紹介にページを割いて欲しかった気もしますが、著者も述べている通りこのアルバムが発売されてから評価されるまでにタイムラグがあり、なかなか正確な情報が集まりにくいんだろうなあ‥という感じでした。でもそれはそれで伝説のバンド、ベルベッツっぽくていいと思います。 ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ もっとも嫌われもっとも影響力のあったアルバム (P‐Vine BOOKs) 関連情報

モーリン・タッカー 恐怖の雪男 [Blu-ray]

 30年代のユニバーサルより直截な描写を売りにしていたハマーが、珍しく中々姿を見せない雪男を題材にしたドキュメンタリー・タッチの秘境探検物。 ミスター・ハマーフィルム;ピーター・カッシングが金髪のアメリカ人タフガイ、フォレスト・タッカー(「チザム」「巨大目玉の怪獣〜トロレンボーグの恐怖」)と組んだW主役が話題となりました。 規模の小さな家庭的な会社だったハマーは優秀なスタッフによる美術・衣装の遣い回しと、既に成功した企画、ユニバーサルのホラーやBBCで放映されて評判が良かった作品の再映画化等合理的な方針で驚く程低予算で素晴らしい映画を作り続けました。 本作も既に大ヒットした「原子人間」と同様、BBCテレビ作品「The Creature」の映画化です。 TV版は未見ですが、スタンリー・ベイカー(「ズール戦争」『ナバロンの要塞』)がタッカーの役を演じていたとの事。 実は本作、モノクロながら、ハマー初のハマー・スコープの導入(東宝スコープ同様、シネスコサイズ)や、自前のブレイスタジオ以外にパインウッドスタジオの雪山セットの使用や、スイスのピレネーの雪山ロケまで敢行した大作です。 他ではジョン・ギラーミンの妻、モーリン・コネルやハマーや英国映画の常連脇役ロバート・ブラウン、ウォルフィー・モリス等が出演。 ハマー自慢の美術スタッフ、名手バーナード・ロビンソンが手掛けたチベット寺院のセットは後に他社のフー・マンチュー物に流用されました。 今回のBlu-Ray化でその素晴らしいセットの細部がより鮮明に観る事が出来ると思うと楽しみです。 チベット仏教の式典の考証に関しては英国ギルフォードに有ったチベット寺院に指導を受けました。 印象的な特殊メイクはフィル・リーキー。 以前、SPOから出ていたハマーフィルム怪奇コレクション・人外魔境編収録DVDには、ハマーを支えた名監督・ヴァル・ゲストと、本作やクォーターマス博士シリーズの脚本で有名なナイジェル・ニ―ルの当時の英国TV‾映画界を語った貴重かつ面白いオーディオ・コメンタリーと、ハマーフィルム啓蒙TV番組「World of  Hammer」の一編が収録されていましたが(私の前記蘊蓄は殆どそのコメンタリーから転載した物です)、ハピネット様に問い合わせた所、現状特典の収録予定は無い、との事で残念です。 発売まで未だ日が御座いますので、新たな特典等の収録が決まれば幸甚です。 出来ましたら本作と『フランケンシュタインと地獄の怪物』以降もハマー・ホラーの国内Blu-Ray化を進めて頂けたらこれに勝る喜びは御座いません。 【10/2追記】 本ディスクを観賞致しました。 映像はそこそこ綺麗にはなっていましたが、元々フッテージ映像を利用したと思しきドキュメンタリー・タッチの山岳部分にはフィルムの傷は残っています。 特典はチャプター選択と日本語字幕のON/OFFのみでした。 ブックレット等の付属も無しです。 恐怖の雪男 [Blu-ray] 関連情報




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