ジャン=マルク・ルイサダ ランキング!

ジャン=マルク・ルイサダ ショパン:マズルカ集(全41曲)

ルイサダによるショパンのマズルカ集。録音は2008年。ルイサダは1990-91年にもマズルカ集を録音しているので、当盤は2度目の録音になる。一般的に、ショパンを聴く入口となる作品は何だろう?私の場合、ノクターンとエチュードであった。人によって違うのはもちろんだと思うが、ノクターン、エチュードは順当なところかなと思う。あるいは幻想即興曲や英雄ポロネーズという人も多いだろう。一方、マズルカという人は、おそらくめったにいないと思う。それほど外向的な音楽ではないし、いわゆる通俗的な代表曲がない。それで、いまなおマズルカはあまり聴かないという人には、このルイサダのアルバムなどかなりオススメである。当盤の特徴として、収録されている楽曲が第1番から第41番までの41曲のみという点がある。普通、マズルカ全集となると、遺作も含めた55〜58曲の収録になる。しかし、ルイサダは遺作(作品67と68および作品番号なし)をカットして選集とした。これが聴いてみると、聴きやすい。全曲収録となると、総演奏時間がおおむね2時間半くらいになるのだけれど、これだと40分以上短くなるし、充実した作品が全て残留するため、内容の濃い印象となる。また、演奏も良い。ルイサダが音楽に与える呼吸がマズルカの生命力を助長している。例えば、作品33の4曲(第22番〜第25番)などいずれもマズルカを代表する名品だと思うが、第23番の陽気なリズムの高揚感、弾力など見事。低音の強い支持も的確な音量で、効果的な集中線を描いている。また、第25番のような感傷的な作品でも、情緒の濃淡の弾き分けがうまく、音楽がしっとりと響く。後期の充実した作品も見事で、第37番(作品59-2)では優美な旋律線の扱いが聴きもの。また第38番(作品59-3)は雄渾なメロディラインだけでなく、その末尾において特有のアゴーギグで漂わせる豊かな雰囲気も魅力的だ。 ショパン:マズルカ集(全41曲) 関連情報

ジャン=マルク・ルイサダ ショパン:ワルツ集

ルイサダはほかのピアニストに比べルバートをかなり多用しているが、それが薄っぺらな、説得力に欠けるものには決してならず、一つ一つが深い意味を持ち、雄弁に聞こえてくるところがすごい。特に短調の曲が素晴らしく、第10番の美しさ、第14番冒頭の劇的な表現には心惹かれるものがある。これだけセンス抜群の演奏も、やはり往年のリパッティ盤にはかなわないが、録音状態等も加味すると、ルイサダ盤を選択するのが妥当ではなかろうか。 ショパン:ワルツ集 関連情報

ジャン=マルク・ルイサダ スーパーピアノレッスン ショパン コンプリートBOX [DVD]

ルイサダ氏のマスタークラスは彼のピアノ演奏と同じです。洒脱でお茶目なユーモアがあり、そして何より音楽に対する真摯な姿勢が見ていて気持ちよいです。難しいマズルカのリズムを説明するために実際にステップを踏んで見せたり(これがまた格好いい)、芯のある音色を出せない生徒に対して「茹ですぎのパスタは美味しくないよね。ピアノも同じ。アルデンテで!」と注意したり。極めつきはレッスンの最後に語った熱いメッセージと、思いいれたっぷりの素晴らしい模範演奏。ルイサダ氏のファンはもちろん、ショパンを弾きたいピアノレスナーの方は必見だと思います。このDVDはテレビ放映されたものをそのまま収録しています。画質があまり良くないこと(1枚あたり100分以上収録されているのに1層記録です)、私たちの受信料で作ってる番組にもかかわらず少々高価なこと、この2点だけが欠点です。 スーパーピアノレッスン ショパン コンプリートBOX [DVD] 関連情報

ジャン=マルク・ルイサダ スーパーピアノレッスン ~ショパン (NHKシリーズ)

NHKのバックナンバーを探していて、ここにたどり着きました。きれいな状態でした。 スーパーピアノレッスン ~ショパン (NHKシリーズ) 関連情報

ジャン=マルク・ルイサダ レコード芸術 2008年 04月号 [雑誌]

サンプルCDは、車で聞くのに適しています。音質がいいですが、音楽に聞き入ることはできない状況なので、1局入っている必要もありません。問題なのは、雑誌をちゃんと残しておかないと、この曲よかったので、CDを買おうと思ったときに、なんていう曲かがわからなくなることです。レコード芸術は、このCDだけでも十分ものが取れる雑誌です。 レコード芸術 2008年 04月号 [雑誌] 関連情報




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