三菱リージョナルジェット ランキング!

三菱リージョナルジェット 日本のものづくりはMRJでよみがえる! (SB新書)

 本書は、リージョナルジェットMRJの航空工学論ではなく、MRJ関連の産業論である。著者のキャリア(企業信用調査、証券アナリスト、製造業全般のハイテクアナリスト)の経験、すなわち、豊富な現場情報、技術評価のバックグラウンドを活かした産業論になっている。 「MRJは成功するの?」「それで、日本の産業はどうなるの?」という疑問に対して、具体例に立脚する基礎情報を提供してくれる。全体に、専門用語・概念を噛み砕いて勘所を説明するスタイルで記述されているので大変分かりやすい。読後の満足度は大変高い。 ホンダジェットが「画期的な2つのブレークスルー」に基づく新鋭機であり、MRJは「既存の技術」に基づく新鋭機である。MRJが従来機よりも燃費が20%良い理由は、米国P&W社の新エンジンGTF(本書で丁寧な説明あり)が燃費を15%向上させ、MRJの機体設計で5%向上させたことによる。なので競合他社もGTFを搭載した新鋭機をMRJより先に完成させ、デリバリーを始めたら優位性を失い苦しくなる。楽観はできない。MRJが先行することを望みたい。 著者は、日本の強みは、素材と職人気質であり、日本人は「製造技術=単品」が強みだが、「製品技術=構想、大規模なインテグレーション」は弱いと述べる。しかしホンダジェットの成功が示唆するように画期的な新製品を生み出せる人材はいるが、多くの組織(不適格なトップ層)が彼らを支援せず邪魔をしているという実態に着目する必要がある。 著者は、熟練工を育成するには10年以上かかるから、その技術をデジタル化してソフトウェアで簡単に参照できるようにすべきと述べる。しかし、製鉄技術や液晶製造技術でそうやって練り上げたソフトウェアも韓国、台湾などの新興国へ安易に流出させた経営管理者層がいたため優位性を失ったことを考えると、国益をも考えた国家戦略を練る必要がある。 著者は、高等専門学校卒業生が日本の産業の中核を担うことを期待している。卓見だと思う。大学工学部学生は、アルバイトや就活で忙しいし、勉強は座学主体であるので試行錯誤の実地体験に没頭して潜在能力を開発する機会に乏しい。残念であるし改善の余地があるだろう。高等専門学校卒業生に対して、職人技を身につける実体験育成も仕事と並行して5から10年くらいは続けることが有効な安全策ではないだろうか。 日本のものづくりはMRJでよみがえる! (SB新書) 関連情報

三菱リージョナルジェット 日本のものづくりはMRJでよみがえる! ロマンに終わらない、世界に飛躍する日本の技術 (SB新書)

それなりに書かれているのかな、詳しいことはわかりませんがいいと思います 日本のものづくりはMRJでよみがえる! ロマンに終わらない、世界に飛躍する日本の技術 (SB新書) 関連情報

三菱リージョナルジェット 旅客機コレクション 1/400 三菱航空機 MRJ90 飛行試験機3号機

2号機に続きリペイント品なのだが、こうして各試験機をきちんと揃えてくれるのが嬉しい。4号機は1号機と同じカラー、5号機はANAカラーとのことだが、今後にも期待。 旅客機コレクション 1/400 三菱航空機 MRJ90 飛行試験機3号機 関連情報

三菱リージョナルジェット 旅客機コレクション 1/400 三菱航空機MRJ90(飛行試験機1号機)

商品はかっこいいしリアルだし良いですよ。でも思ってたより小さかったので・・ちょっと寂しい(笑) 旅客機コレクション 1/400 三菱航空機MRJ90(飛行試験機1号機) 関連情報

三菱リージョナルジェット 1/200 三菱リージョナルジェットMRJ90

本商品は、現状発売されているMRJの模型の中では最大の模型です。が、完成品ではなくプラモデルですので、ご注意ください。私はプラモデルが趣味なので、知人に頼まれて2つ作りました。エアブラシを使っての全塗装と付属のデカールを貼ってクリアコーティング仕上げました。初心者に優しいのは接着剤を使わなくても形になるところのみ。結局繋ぎ目がクッキリハッキリ出来るので接着剤を使っての繋ぎ目消しは必須。近年稀に見ぬバリの凄さにちょっと引きましたが、私はバリ取り大好きなので楽しめました。パーツ数が少ないのでパーツ別けなんて語るレベルではありません。塗り分けにマスキングテープが大量に必要です。塗装なしでキットに付属しているデカールのみを使って作成した場合、1号機は再現出来ません。胴体上部のグレーを再現するデカールは含まれていないからです。1号機を作りたい場合は胴体上部のグレーを塗装する必要があります。その際、ガイドラインになるようなモールドなどは無いので、己の感覚と腕だけが頼りになります。また、機体側面の赤黒金の3本ラインはデカールで再現されていますが、このラインが機体上部のグレーと機体下部のグレーの境目にピンポイントで乗せるのはそれなりの作業計画と経験が必要だと思いました。スラットもシルバーにしたければ塗装する必要があります。このキットは全パーツ真っ白です。白と言っても少し黄ばんだ白です。スタンドも同色ですので、見本のように黒にしたければ塗装する必要があります。テールコーンの吸気口が塞がっていたので、ピンバイスで穴を開けました。パーツの合いも非常に悪いです。エンジンとパイロンの合いが特に悪く、エンジンのダボ穴にパイロンのダボを挿入するのですが、最後まで入りません。カッコ悪いのでパイロン側のダボを切断し、接着剤で接着しました。デカールもサイズが合っていません。ベリーフェアリングのグレーのデカールは最悪でした。ここはデカールは使わずにマスキングして塗ってしまいました。2号機を作りたい場合…。2号機を作りたい人なんていないだろ。と言うことで、もっと1号機を作りやすく完成度を上げたキットを発売するべきだと思いました。玄人には腕試しに持ってこいのダメキット。素人にはドブにお金を捨てる行為に近いクソキットです。まぁ、プラモというものは手間をかけて楽しむものですから、その辺はわきまえてから買いましょう。下手でも自分で作ったものは愛着が湧きますよ。 1/200 三菱リージョナルジェットMRJ90 関連情報




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