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ベンツ デクスター シーズン1 コンプリートBOX [DVD]

もう十年近く前から、めっきりハリウッド映画がつまらなくなってしまい、その代わりに観始めたのがきっかけで一時期ハマってしまったのが海外ドラマだ。これが比べ物にならないくらいに脚本も演出もクオリティが高くて面白い。というのも、’90年代に映画界で活躍していた中堅の監督や脚本家たちが、テレビドラマに流れ込んでいったからだ。もちろん逆現象もあって、スパイアクションドラマの『エイリアス』で大ヒットを放ったJ・J・エイブラムズは新生『スタートレック』シリーズなどで今や時の人だが、それもむべなるかなというくらいに『エイリアス』は面白かった(『ミッション・インポッシブル3』は『エイリアス』そのままやんけ!という感じではあったが)。最近はまた映画中心の生活に戻ってしまって、多忙も祟って海外ドラマはほとんど観なくなってしまったが(『アメリカン・ホラー・ストーリー』はちょっと観たいのだが・・・)、そんな中唯一観続けているのが『デクスター』だ。続きが気になるのはもちろんだが、何といってもキャラクターの魅力と面白さが突出している。一部の熱狂的ファンの間では中毒症状が起こっているとも聞くが、その割には「知る人ぞ知るマニアックなドラマ」の扱いで、一時期話題になった『24』や『HEROES』や『CSIシリーズ』ほどメジャーな印象を受けない。でも、ハマっている人たちからは「今までで観た中で一番面白い」とまで言わせるドラマなのだ。筆者も同感。なんたって「観続けている」ことが何よりの証拠なのだから。そういう訳で、「海外ドラマは長くて観るのがウザい・・・」と思っている人にこそ、他は観なくてもぜひ本作だけは一度手にとってほしいと思い、今さらながら・・・いや、“今からでも遅くない”『デクスター』中毒への招待状。渾身の誘惑レビューです(笑)。必・見!「警察官は殺人鬼」‐これはTV放映時につけられ、ソフト化された時に外されてしまった本作の副題。これがこのドラマを物語っているとも言えるし、誤解を招く表現(ちょっと「狙ってる」感がやや鼻につきますね)とも言えるが、ある種とても象徴的なキャッチコピーだ。本作の主人公、デクスター・モーガンは、マイアミ・メトロ警察鑑識科の血痕専門の警察官。しかし、彼には「シリアル・キラー」という、もう一つの隠された顔がある。ただそれは、無差別に人を殺してゆく狂気の殺人鬼ではなく、法の網をかいくぐって社会に潜伏している殺人鬼を密かに狩って殺してゆく「シリアル・キラー・キラー」なのである。何だ、『必殺仕事人』みたいじゃん、と思うかもしれないが、さにあらず。デクスターをこの殺人に駆り立てているのは、正義への義憤ではなく、押えることができない「殺人衝動」を充たすため。つまり彼もまた快楽のために殺す「シリアル・キラー」なのだ。他のレビュアーの方も書いているが、とにかく秀逸なのがオープニング。デクスターが朝起きてヒゲを剃り、朝食を食べ、着替えて家を出て行くというそれだけの描写なのに、まるで殺人が行われているかのように見えるのである!極端なクローズアップのショットを積み重ねるモンタージュ効果の妙。ヒゲを深剃りしすぎて洗面台にしたたる血。ハムや目玉焼きを切り裂くナイフのどUP。血しぶきのように飛び散るソース、ブラッドオレンジの汁、靴紐をギュギュッと結ぶカットでは、異常なくらいに腕の筋肉が強張り、まるで絞殺しているように見える(笑)。これは、映画の『セブン』のオープニングのパロディにもなってるわけで、あっちは連続殺人犯が犯行計画のためのスクラップブックを制作している様子を、やはり極端なクローズアップの編集効果で不気味に演出しているわけだが、本作のオープニングが面白いのは、デクスターは何も悪いことはしていないのに、殺人現場を目撃しているような錯覚を覚えるところである。このオープニングだけでも一見の価値あり、だ。このオープニングに象徴されるように、本作の最大の特徴は人を食ったような「ユーモアのセンス」なのである。なぜデクスターは殺人衝動を持っているのか・・・?それは本人にも判らない。普通の人間のような喜怒哀楽の感情を持たず、「心が空っぽ」だとデクスターは言う。だが社会にとけ込んでいる「ふり」をするため、好青年を演じているのである。そうした主人公の心の内面を、客観的で半ば自嘲的に、そして周りで起こっていることを、皮肉を交えてつぶやくモノローグが何とも可笑しく、思わずクスリと笑ってしまうのである。特に第1話で面白いのは、血を抜かれたバラバラ死体が発見されるのだが、そのあまりに見事な手際にデクスターが嫉妬するところ。「何て美しいんだ・・・一体どうやってこんなことを?こいつは、俺以上だ・・・敵わない」一体どんな警察官やねん(笑)。さて、シーズン1でデクスターとマイアミ・メトロ警察の刑事たちが立ち向かうこの「冷凍庫キラー」のエピソードはシリーズ最高の緊迫感と一度観たら止まらなくなるジェットコースター展開で、いきなり中毒必至。第1話のラスト、デクスターが自宅の冷蔵庫を空けると、そこにはバラバラにされたバービー人形が。「冷凍庫キラー」からのメッセージだ。それを見たデクスターは思う「これは、挑戦状ではない・・・「僕と遊ぼうよ」と言っているんだ!」しかし、誰も知らないはずのデクスターの正体を、なぜ冷凍庫キラーは知っているのか?デクスターを殺人者へと変えてしまった、あまりに哀しい、秘められた過去が、最強の敵との戦いの中で明されていく・・・超必見のシーズン1、激面!!本作のもうひとつの魅力は、主人公をはじめとする登場人物たちである。映画やドラマのキャラクターって、ともすると形にはまった人物造形になりかねない危険性を持っている。特にテレビドラマはどうしてもその傾向が強いのだが、本作は主人公はじめ皆が一癖も二癖もある個性的なキャラクターだらけ。刑事ドラマって、普通は犯罪者を捕まえる者たちの物語なので、人間的欠点をもった刑事のキャラ造形はほとんどしないのだが、『デクスター』の脇を彩る同僚の警察官たちは、人間臭くて魅力的だ。デクスターの妹で、刑事になりたてのデボラ。男勝りの行動派だが、男運が超悪くて、毎シーズン困った恋愛に振り回される(特にシーズン1は・・・これまた必見・笑)。デクスターの女上司のラゲルタ、デクスターにちょっと脈アリ風(この設定はすぐ消えてしまいますが)で、デボラを何かといびるイヤな女・・・と思わせておいて、突然貧しい移民たちの味方をするようないい面を見せる。かと思うと自分のライバルを色仕掛けで追い落としたり、いい奴なのか嫌な奴なのか判らないのだが、こういう人間の複雑で矛盾した部分をちゃんと描いていて、型にはまっていないところが面白い(セカンドシーズンでは、デボラの味方になるし)。そして、これまた上司のドークス、兵隊だった過去のトラウマのせいか、独特の嗅覚でデクスターを「危険なヤツ」と嗅ぎ分け、とにかくやたらと絡んでくる曲者だ。「貴様の正体を必ず暴いてやる」と食って掛かり、ほとんどストーカーと化すシーズン2はこれまた必見(笑)。こんな奴が上司にいたら絶対イヤです(しかも刑事で)。同僚では、気のいいオッサンだが妻との離婚問題を抱えて気もそぞろのエンジェル(このヒトも女運が悪い)、鑑識科の変態マスオカ(笑)など、みんなどこかがおかしくて面白く、好きにならずにはいられない。あとデクスターの恋人でバツイチ、2人の子供を抱えるリタ。かつて夫からDVを受け、心に傷を負ったか弱い女性・・・最初は、この人が一番まっとうなキャラかと思っていたら、シーズンが進むにつれデクスターを尻に敷き始めるところがまた面白い(笑)。そして忘れてはいけないのが、今は亡きデクスターの養父で元警察官のハリーだ。デクスターが少年の頃、いち早く息子の「異常」に気付き、対処するためにデクスターに様々な事を教えた。彼の教えがあったからこそ、デクスターは無差別殺人鬼にならずに済んだのである。その「ハリーのコード(掟)」に従って、殺人者たちを闇から闇へ葬っていくわけだが、面白いのは死んでいるはずのハリーが「見えない友だち」風にデクスターの前に現れ、事あるごとに忠告をするのである(かなり皮肉っぽい登場の仕方が多いのですが)。このハリーの存在こそが、デクスターを「現実の社会」とつなげている・・・つまり、デクスターの中の「善」と「悪」の心のせめぎ合いを象徴するのが、ハリーというキャラクターなのである。こうした、味のあるキャラクターたちが脇を彩ることで、ともすれば重くてシリアスで暗くなりかねない物語を、何とも言えないブラックユーモア溢れる面白いドラマにしているのである。刑事ドラマやサイコキラーもののドラマは、基本シリアスタッチだが、『デクスター』の魅力は、何とも言えないユーモアのセンスをこの2つのジャンルに持ち込んだことにある。アメリカ本国では、「最も愛されているシリアル・キラー」というキャッチコピーで知られているドラマだが、ユーモラスで愛さずにはいられないシリアル・キラーなんて他では見たことないですよね(笑)。海外ドラマというと、大抵ワンシーズンは2クール分、つまり20話前後の話数になるのだが、『デクスター』は1クール、つまり12話なので、非常に観やすい。あっという間に観れてしまいます。あと、他の海外ドラマのようにだらだらと次のシーズンへストーリーを引っ張るような悪徳商法もなく、シーズンごとにきっちりストーリーを完結させてくれるので、長い海外ドラマはやっぱり苦痛だ・・・、と思っている方でも、とにかくシーズン1だけ観てもオッケー。冷凍庫キラーとの決着、デクスターの過去の秘密を12話の中できっちり描き切っています。現在、シーズン7までがソフト化されていて、筆者は目下のところシーズン6を視聴中。ということで、それぞれのシーズンの見どころを以下にご紹介。「シーズン2」:デクスターが今まで葬り、海に捨ててきた殺人鬼たちの死体が突如発見され、「ベイハーバー連続殺人事件」として、いきなりデクスターが捜査の対象に(笑)。FBIから敏腕捜査官(テレンス・スタンプ!)までが派遣され、デクスターを疑い続けていた上司のドークスは、変質狂的なストーカーと化し、大ピンチ。さらに破滅型の芸術家美女・ライラの登場でリタとの間で振り回されるデクスター・・・証拠隠滅のために汗かきながら右往左往する主人公が最高です。どんな警察官なんじゃ(笑)。シーズン1の冷凍庫キラーのような強力な敵を欠いたまま展開するも、チャレンジングなアイディアで魅せる相変わらずの面白さ。「シーズン3」:今回は、キケンな検事が無理やり相棒になり、法で裁けない悪人を始末する手助けをするはめに・・・やっていることは同じでも、自分の正体は誰にも知られたくないデクスター、またまた困った展開に。シリーズ中では、やや中だるみ感がぬぐえないエピソードだったが、次のシリーズで超・盛り返します。「シーズン4」:誰にもその存在を知られずに、何十年にも亘って殺人を続けてきた天才殺人鬼・トリニティ・キラー(ジョン・リスゴー!)登場。彼の存在を感づいている唯一の捜査官(テレンス・スタンプ)がトリニティ・キラーを追って再びマイアミに!天才殺人鬼の手腕に共鳴と畏怖を抱きながら、デクスターはどう対峙するのか?衝撃のラストが待つ最高潮のシーズン4に失禁必至!「シーズン5」:連続殺人鬼に監禁されていた女性に、ついに自分の正体を知られてしまうデクスター。彼女の「復讐」に手を貸すと約束するデクスターだが、他人に正体を知られることは「ハリーの掟」を破ることになってしまう・・・果たしてデクスターの選択は?派手な仕掛けはないが、前シーズン衝撃のラストを受け、喪失からのデクスターの再生、そして人間としての成長が描かれる味わい深いエピソード。「シーズン6」:世界の終末を人々に知らしめようとする「ドゥームズ・デイ・キラー(DDK)」が登場。信仰心篤い教授というインテリの殺人鬼を、リメイク傑作SFドラマ『ギャラクティカ』のアダマ艦長役で株を一気に上げたエドワード・ジェイムズ・オルモス(マニアックな方には『ブレードランナー』のガフ役でお馴染み)が好演。彼を信望する教え子を、トム・ハンクスの息子コリン・ハンクスがカメレオン演技で熱演。黙示録の一説を「タブロー」として再現する芸術的な殺しが必見。クライマックスで意表を突くどんでん返しが待つ!神を信じないデクスターが、「人を信じ」「救うこと」と対峙し、翻弄されるエピソード。本作に異を唱える方などは、殺人鬼を主人公にしていることに共感できない、といった意見があるようだが、それはドラマの表層的な部分しか見ていない浅はかな意見だと言わせて頂く。本作は警察官が殺人鬼だった、という面白おかしい一発ネタで終わらせているドラマなどではなく、子供のころの悲劇がトラウマとなって、殺人衝動を背負い、感情を喪失してしまった一人の男が、自分の運命と格闘しながら少しずつ人としての感情や心を取り戻していく物語なのだ。ともすれば、とてつもなく重く暗い話になりかねないストーリーを、独特のユーモアのセンスでクスリと笑ってしまうようなドラマに仕立て上げたスタッフと、主演のマイケル・C・ホールの名演に心から拍手を送りたい。シーズン8で完結との本作、最後まできっちりとお付き合いしますよ! デクスター シーズン1 コンプリートBOX [DVD] 関連情報

ベンツ IN HEAVEN

MTVで歌声を聞いて、すぐアルバムを購入してしまいました。私のお気に入りはアルバムタイトルにもなっている"In Heaven"Bryan Adamsの"Heaven"をカバーしています。耳にとっても心地よく、朝出掛ける前にリピートして聞いています。その他にもカバー曲あり、ダンスホール・キラーに網羅されてる曲もあり、かなりお得感のあるアルバムだと思いました。 IN HEAVEN 関連情報

ベンツ メルセデス・ベンツ メルセデス・ベンツ EDT40mL

香りには好みがありますが、私は気に入っています。値段以上でした。 メルセデス・ベンツ メルセデス・ベンツ EDT40mL 関連情報

ベンツ メルセデス・ベンツ ワールドレーシング 英語版日本語マニュアル付き 初回限定パッケージ

とっても気に入ったのでレヴューします。何よりまず満足したのがグラフィックです。PS2に迫るかそれ以上の美麗な映像が目に飛び込んできます。天候も変化に富み、太陽輝く快晴から雨で前が見えなくなるものなど。広大で地形から建物まで綺麗に作りこまれたマップの中を、無数の組み合わせでコースが点在。いいですねぇ。そして、一番気に入ったのは、このゲームの幅広いカスタマイズです。シュミレーター系にするのも、リッジのように非リアル・アーケード仕様もお好みで設定できます。PC車の強さも自由に決められます。ちょっとがんばれば勝てる位にして、自分の腕前に合わせてちょっとずつ強くしていくと常に燃えれます。カスタマイズの中でも、かなり楽しかったのがBGMです。wmaファイルをフォルダ内に入れれば、どの曲でもBGMに出来ることです。やっぱりドライブってものは自分の好きな曲で走りたいもの。大好きな曲でやってるので、ついつい時間を忘れてしまいます。時にはレースを離れて、のんびりとマップの中を気ままに走ることもできます。日本をちょっと誤解してるかのようなjapanマップもそれはそれで面白い。自分の好みのままにゲームを染められるので、誰にでも合うのではないでしょうか。私には最高のドライブゲームです!! 2も出ているということなので、チェックしてみようかと思ってます。 メルセデス・ベンツ ワールドレーシング 英語版日本語マニュアル付き 初回限定パッケージ 関連情報

ベンツ

2008年式W204で使用しています。どのあたりが「Benz用特別設計」なのかわかりませんが(笑)、問題なく使用できています。価格も安く、お勧めです。スリーポインテッド・スターのマークでも入っていれば、さらに良かったですね。 関連情報




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