笹川陽平 ランキング!

笹川陽平 紳士の「品格」 わが懺悔録

「会社の上司が読んでいて、「なかなか面白いよ」ということで仕事帰り本屋へ寄ったら、なんと注目本のコーナーに置かれていた。さっそく立ち読み。結構おもしろかったので思わず購入し帰りの電車で読みながら笑ってしまった。筆者は日本財団の理事長の笹川さん。最近流行りの品格を題名使っているが、実は内容はとても軽い感じ。昭和を思わせるオヤジギャグや下ネタなど、実は親しみやすい人なのかと思ってしまう。「わが家のスキン騒動」はなかなか秀逸だ。日本財団の社員はこの理事長で大丈夫?って本人も自覚しているが、今の暗い時代こんなオヤジが会社にいるとなごむかも。紳士とはほど遠い内容のため、それで「 」がついているのか、と納得。」 紳士の「品格」 わが懺悔録 関連情報

笹川陽平 宿命の子

かなりの大著ですが、大変面白い本です。まず言っておきたいのは、この本はいわゆる提灯本ではありません。非常によく取材されたノンフィクションです。膨大な資料と大勢の関係者への取材がされており、当事者にとっては書かれることはどうなのかといった内容まで、容赦なく書いています。笹川良一という戦後日本に大きな足跡を残した人物と、その三男を中心とした家族の物語ですが、ホントなのかと思えるような常人では理解できないような話が満載です。笹川良一という人はスケールの大きい人物だったのでしょう。笹川というとモーターボートが思い浮かびますが、モーターボート草創期のエピソードや、晩年の陰謀渦巻くお家騒動のくだりは、これだけで一冊の本になるような内容で、当事者は大変だったでしょうが、企業小説を読んでいるような面白さを感じさせます。本当にドラマのようなノンフィクションです。終盤になると、やや息切れ感があるのが残念でしたが、全体を通してみれば、この本の類まれな面白さを減じさせるようなものではないと思いました。 宿命の子 関連情報




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