チリッチ ランキング！

チリッチ ゾンビ3 無修正デラックス版 [DVD]

イタリー製のゾンビものだが、ロメロ版のそれとはなんの関連もない。地方の古城に訪れたバカップル６人組（プラス１）がゾンビの群れに襲われ籠城する展開は、もろに先達ロメロの『ナイト・オブ〜』的で新鮮味に欠ける。本作のゾンビは動きがあまりに鈍く、ガビガビに乾燥した顔には、ほどよくウジがたかり、ぽっかり空いた眼窩から糸ミミズをしたたらせており、怖いというより汚いといった方が正解だ。一部ヘタクソな演技をする役者がおり（ゾンビを攻撃しているのに、まるで力が入っていないうえ、しまいには自分から捕まりにいっている体たらくぶり）、やる気のなさが、どうにも低俗を脱しきれない。ただ、低予算のＢ級ホラーは星の数あれど、忘却の彼方に押しやるには惜しい味わいがあるのもたしか。一度見たら忘れられない風貌の『あの少年』ことピーター・バーク（とはいっても、撮影時、２５歳だったそうだが）扮するマイケルがゾンビそっちのけで強烈なのだ。１・９分けしたおかしな髪型、生気のない生っちろい肌、ぎょろりとした目ん玉、黒いハイネックの上着のスソをジーンズにたくしこんだ痩せっぽっちの姿は、もう存在そのものがホラー。城に侵入してきたゾンビに恐怖するアップ画面は、正直ゾンビよりもゾンビチックだ。物語の中盤、ゾンビと化したレスリーに風呂場で半解体され、最後の大工の工房では、ホントにゾンビのお仲間になられ、母親との再会を果たす。「オー、マイベイビー、マイコーッ！」母は抱擁を求めるが、息子はかつての優しさを失っていた。母のふくよかな胸をまさぐると、感極まった彼女は、昔のように吸いなさい、と乳房をあらわにするも……。マイケルが母の乳房を噛み切るシーンが本作のすべてを象徴していよう。どちらに転んでも救いのない展開はまさに悪夢的で、絶望感を味わいたいならおなか一杯になれること請け合い。 ゾンビ3 無修正デラックス版 [DVD] 関連情報

チリッチ 宇宙のウインブルドン (集英社文庫)

主人公の杉本宇宙の「テニスって完璧なサーブだけで勝てるんだ」と言う発想も凄いけどそれを本当にそれだけでジャパンオープン・ウインブルドンで勝ち抜き優勝してしまうという現実ではありえない小説ですが、理屈抜きに楽しめるので、テニス好きな方ならいっきに読めてしまいます。 宇宙のウインブルドン (集英社文庫) 関連情報

チリッチ 全米オープンテニス 2014 [DVD]

錦織圭が決勝に進出した2014年全米オープンのDVDです。これまでテニスのDVDはほとんどが海外製でリージョンや映像方式を気にする必要がありましたが、このDVDは日本製なので特に気にしなくても観れます。収録内容は「商品の説明」に掲載されている通りなので、以下ではそこに出てこない点を中心に書きます。記載されている各試合の収録時間が短かったので不安を感じていましたが、プレー中のカットはありません。チェンジエンド間、セット間はかなりカットされていますし、選手入場～ウォーミングアップの映像もありませんが、このあたりは過去の全米オープン公式DVDでも似たり寄ったりなので仕方のないところでしょう。Disc2では試合後、錦織へのオンコートインタビュー、Disc3では決勝後に表彰式の模様も収録されていました。大会ダイジェストは錦織のみ、あるいは男子シングルスのみかと思っていましたが、他の部門についても紹介されていて予想してたより良かったです。男女シングルスは特にベスト8辺りからは一通り全て紹介されているほか、ダブルスについても伊達さんと併せて男・女・混合それぞれ優勝者の紹介あり。車いす部門についても国枝、上地両選手の優勝が紹介されているのはポイント高いです。あとジュニアについても中川直樹のダブルス優勝が紹介されていました。微妙なのは収録されている試合の内容です。収録内容が出た時点で購入前から危惧してはいましたが、、、一言で言ってチリッチの出来が良すぎて、彼の試合は2試合とも割と一方的です。個別のポイントで観れば錦織、フェデラーにも良いショットは当然ありますが、チリッチのビッグショットに押されて二人の良さは出し切れていないように思います。錦織対ジョコビッチの試合はさすがに見応えがあったので、他の試合をおまけと考えれば悪い商品ではないです。３試合＋ダイジェストでこの値段なら十分お買い得ですし。でも複数の試合を収録するならラオニッチ戦、バブリンカ戦の熱戦を観たかったというのが正直なところ。（その場合、恐らくディスク枚数が増えて値段も上がりますが･･･）日本人として初の決勝を観たいという方もいるでしょうから決勝の収録は判りますが、チリッチとフェデラーの準決勝は、この内容なら他の錦織の試合の方が良かったんじゃないかと思います。 全米オープンテニス 2014 [DVD] 関連情報




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