川上健一 ランキング!

川上健一 翼はいつまでも (集英社文庫)

読み終わったあと、じんわりと心に染みわたり、しばらく本の世界に浸っていたくなるような、大人のための爽やか青春小説。もちろん中学生が主人公の物語なので、中高生が読んでも充分楽しめる一冊です。不器用だけど純粋。心から仲間と呼べる仲間、親友と呼べる親友。余計な曇りのない真っ直ぐな恋愛感情。そんな頃が自分にもあったなぁ・・・と、思わず自分の中学時代と重ね合わせてしまいました。個人的には、自分も青森の十和田市周辺で生まれ育ったので、馴染みのある地名に懐かしさも倍増。そして、あの頃、早くなりたいと思っていた大人に、いつの間にか自分もなってしまったんだなぁと痛感し、もう二度と訪れることのない青春の季節に一抹の寂しさも感じました。この手の青春小説は、ちょっとできすぎなぐらい予定調和のほうが良いと思うので、このお話は大好き。あざとさはそれほど感じないので好感も持てます。 翼はいつまでも (集英社文庫) 関連情報

川上健一 ライバル

ゴルフは肌に合わないらしい。「天才」の宇希恵は始まってすぐイップスというスランプに入ってしまったんで、どちらかというと「努力の人」か「キャディとしての才能」の持ち主って印象。「天然」の葉奈こそ、宇希恵の「キャディの才能」により「天才が開花した」感じ。あてにならない帯でしたw基本的に「自分のよく知らない」スポーツモノはそのディティールだけでも興味深く読めるタチですが、ゴルフは自分には合わないらしいという事が判明しました。コースやラインの分析なんかは「ゴルフ知ってないと楽しめない。というか異国の言葉」状態で、用語は知ってるのが前提という感じです。「ゴルフってそういう風なんだ」という「新知識」が増える喜びみたいなのもありませんでした。ヒロイン2人が女子高生なんで、話に「恋バナ」を入れるのはお約束かもしれませんが、「恋バナ」は絡ませなくても良かった気がしないでもないです。 ライバル 関連情報

川上健一 異国色恋浪漫譚

これは絶対に聴くべきだ!ってくらいに良かったです。諏訪部&伊藤両氏の声に聞き惚れました。 異国色恋浪漫譚 関連情報

川上健一 キャラクターソングアルバム「ヒカルの碁 光る未来へ」(CCCD)

このCDに新しく収録された「ひとつ」「ひとしずく」「ヒカルカゼ」の3曲は卒業シーズンの今,かなりあっていると思います。それぞれが未来へ希望を抱いて,素直に唄っています。気持ちが切り替えられないそんなときや卒業して友達とあえないときにきくと優しい気持ちに慣れると思います。 キャラクターソングアルバム「ヒカルの碁 光る未来へ」(CCCD) 関連情報

川上健一 雨鱒の川 (集英社文庫)

こんな純粋な気持ちになれた読後感、なんて久しぶりなんだろう。もしかしたら子供の頃にどこかに置き忘れてきたかもしれないまっすぐな気持ちが、懐かしさと共に心の奥から湧き上がってきた、そんな思いに浸っています。今どきのワカイモン!是非是非読んでほしい1冊です。 雨鱒の川 (集英社文庫) 関連情報




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