われらの獲物は、一滴の光り

「新人は一言半句ですね、開高さん」と、銀座の某バーにて川端康成氏から声をかけられたことがあるという。開高氏はこれを「鏤骨の名言」と述懐している。でもそれは偶然ではないのではないか。開高氏がこの言葉を与るに値する作家だからこそ、謂わば、天からの啓示により授けられたのではあるまいか。歿後20年になるとのことだが、収録された一つ一つのエッセイはそれぞれに「一滴の光り」を放っている。開高健ファンとしては素直に嬉しい。 われらの獲物は、一滴の光り 関連情報

一言半句の戦場 -もっと、書いた!もっと、しゃべった!

　開高健未発表著作集。対談、小雑誌への小文、新聞広告、他書の推薦文などなど。本の構成、装丁もなかなか重厚な仕上げとなっており、1ファンとしてまずは納得の1冊。彼が逝去して20年近く経つが、ときおり今でも雑誌の特別号が組まれるほど根強いファンを引き付けている作家だ。　本書を読み、彼が旺盛に活動していた時分を思い出し、しばし懐かしさがこみ上げてきた。 一言半句の戦場 -もっと、書いた!もっと、しゃべった! 関連情報

開高健の名言

たまらんですな。夜、寝床に持ち込まないほうがいいと思います。読み耽り朝寝坊します。でも、氏が語りかけてくるからやめられない。 開高健の名言 関連情報

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