キルスウィッチ・エンゲイジ ランキング!

キルスウィッチ・エンゲイジ (セット・ディス)ワールド・アブレイズ [DVD]

前身バンドを経て1999年に結成されたメタルコアバンド、KILLSWITCH ENGAGE(以下、KsE)。アメリカ、マサツーセッツ州にてMAメタルなんて呼ばれ方もされたメタルコアシーンを盛り上げた立役者で、Vo.の交代や何度かの危機はあったものの現在も活動を続け、そのメロディックなアプローチからハードコアサウンドをベースにしつつも商業的に成功している希有なバンドのひとつだ。本作は2代目Vo.、Howard Jonesが加入し名実ともに一気に駆け上がり始めた2005年、地元マサツーセッツ州ウースターでのライブ映像とバンドのドキュメンタリー、そして3rdアルバムまでのMVを収録したKsE初のDVD作品だ。ライブ映像の方は複数のカメラを用いた比較的良好なカメラワークでライブの模様を楽しめる。演奏中とMCの時で明らかに音質が変わるので少し音を整えすぎな印象も抱いたが、逆に言えばとてもバランスの良い音で安心して聴けるので(ハードコアで安心して聴けるってのも変な話だが・・・笑)映像作品として質の高いものになっていると言えるだろう。また、比較的マジメな音楽性なのでCDだけを聴いているとわからないがこのバン、ドライブではずいぶんイメージが変わる。Vo.のHowardをはじめ、みんな激しくヘッドバンギングをし、ステージを歩き回るが結構にこやかな表情で楽しそうに弾く場面も見受けられるし、ふざけ合うようなパフォーマンスもわりとしょっちゅうしている。リードGt.でありバンドの要であるAdam Dutkiewiczなんて観ればわかるがもうムチャクチャだ(笑)でもみんな演奏は安定してビシッと決めているのは驚き。確かな腕があるからこそあれだけふざける余裕もあるんだろうなと思える印象的なライブだった。また、自分は初代そして現在のVo.であるJesse Leachの方が好みなのだが、Howardの歌唱はハッキリ言ってJesseより上手い。驚いた。前述したように音の手直しが結構入った音源ではあるのだが、それにしてもこの抜群の安定感は特筆に値する。咆吼・シャウトを器用にこなしクリーンヴォーカルによる圧倒的な歌声は声質で好みが分かれるであろうことを差し引いても彼がメタル界屈指の歌唱力を持った男であることを証明するのに十分な内容であると言えるだろう。別に辛そうでもないのにサビメロの良いところで客にマイクを向ける場面が頻繁に出るのが玉に瑕だが・・・(苦笑)ドキュメンタリーの方はバンドのこれまでの歩みを地元を中心としたメタルシーンの仲間たちやレコーディング、ツアーなどの話も交えて愛のあるけなし合いやバカ話・バカ映像も交えてたっぷりと描いている。登場するバンドマンが今にしてみれば相当豪華で、記憶しているだけでもSHADOWS FALL、ALL THAT REMAINS、AS I LAY DYING、UNEARTH、LAMB OF GOD、EVERY TIME I DIE、GOD FORBID、SlipKnoT、CHIMAIRA、SOiLWORKなどの錚々たる面々、そして元メンバーのJesse LeachとPete Cortese、Tom GomesがKsEについて語ってくれる。Gt.であるJoelの母親も登場し、当時のことを親御心溢れる視点から語っていたのも印象的だった。MVはYouTubeなどで公式動画もあるし何度も商品化されているのででそこまでありがたい印象も受けなかったが、Life To LifelessのMVは初めて観た。お金のかかっていないライブ映像の切り貼りなのだが、Jesseが居た頃のライブ映像は貴重なのでもっと観たいなと感じた。My Last SerenadeのMVは何度観ても楽曲・映像共に最高だ。長々と書いてしまったが、もう10年近く前の発売とはいえバンドの魅力がたっぷり詰まった映像作品となっている。ファンの方もそしてそれなりに好きという方もさらにこのバンドにのめり込むきっかけになるであろう濃密な内容なのでぜひ、手に入れるべきだろう。 (セット・ディス)ワールド・アブレイズ [DVD] 関連情報

キルスウィッチ・エンゲイジ ディスアーム・ザ・ディセント(DVD付スペシャル・エディション)

黒人ヴォーカリスト、ハワードが衝撃の脱退からオリジナルメンバーであるジェシーが復帰。長年KsEの人気を支えてきたハワードを推す人がいれば、初期からジェシーを推す人もいると思う。その不安と期待の中で生まれたアルバム。前作は売上としてはそれなりだったみたいだが、個人的にはパッとしない作品だったような・・・。今作はその心配を振り払うようなKsE節が戻ってる。ヘヴィでアグレッシヴ、メロディアスで美しく聴かせ、落とすところは落とす。正直、ヴォーカル交代で「ハワードの代わりになるの?」って思った人もいるはず。確かにハワードの黒人特有な伸びやかな声と表現力、技術はとても素晴らしい。しかし、初期の頃から聴いてる人はわかると思うがジェシーの歌唱力も負けじとレベルアップしている。以前よりも伸びやかで声質が太くなり、更にシャウトやグロウルのパワーが強くなっているようにも思う。そして、ハワードには無い感情を全力で声に乗せるような歌唱法。ハワードが技術ならば、ジェシーは感情で歌うタイプ。アルバムとしての完成度は高い。初期の頃を期待していた人にはちょっと違うと思わせてしまうかもしれない。ブラストビートなどを聴かせるところもあるし、ギターソロの少ないKsEとしてはソロが多い。サウンドがクリアなのか、初期のような荒々しさが無く少しまとまってしまってる感が否めない。だいたいの曲がサビはちゃんと聴かせようと落ち着いて、物足りなさもあるかも。最初聴いた時は☆5でしたが、改めて聴くとまとまり過ぎて物足りなさも出てきたので☆4で。今作はメロデス色が戻ったなというイメージ。やっぱり初期のハードコア色を強めて欲しいなという気持ちがあります。 ディスアーム・ザ・ディセント(DVD付スペシャル・エディション) 関連情報

キルスウィッチ・エンゲイジ Set This World Ablaze [DVD] [Import]

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