ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ ランキング!

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの芸術 [DVD]

家にあるCDで一番多いのはディースカウの演奏で、リートを集中的に聴いていた頃は、彼の演奏ばかりを聴いていました。今思えば、バレンボイムの伴奏の「冬の旅」あたりから、声に輝きが少なくなってきて、それ以降に録音されたCDは買わなかったものですが、このDVDは、彼の40代の演奏が見られて、本当に喜んでいます。1枚目のオペラは、以前に買ったフィガロからの抜粋が長く、少しダブって嫌でしたが、その後はどれも初めて見るもので、バイエルンの「アラベラ」「影のない女」や、ドイツ語版の「外套」も、どれもとてもワクワクして見られますし、「リア王」は、CDでも聴いたことがなく、とっても劇的なので感激です。2枚目はサヴァリッシュの伴奏のリート・リサイタルですが、これも油ののった時期の演奏で、惚れ惚れする歌です。どれもスタジオ録画で、その分単調なのは否めませんが、十分楽しめます。最後の若くて凛々しいディースカウが、これまた若いマゼールの指揮で歌うマーラーの「亡き子をしのぶ歌」もまた見物です。私はマーラーには今まで関心がなかったのですが、こうして初めてDVDを手にして、しかも素晴らしい歌唱で、なんだかマーラーにも触手が伸びそうです。 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの芸術 [DVD] 関連情報

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ シューベルト:歌曲集「冬の旅」

1985年7月17~24日、ベルリン、ジーメンス・ヴィラでの録音。フィッシャー=ディースカウとしては6度目の『冬の旅』のレコード録音で、伴奏のブレンデルとは1979年に映像で『冬の旅』を収録している。録音当時フィッシャー=ディースカウは60歳、1992年には歌手活動から引退してしまうので、キャリアとしては終盤期の録音ということになる。さすがに全盛期の頃のような勢いと言うか、力強さはやや影を潜めた感があるが、その分ベテランらしい味わい、円熟の境地ともいうべきしみじみとした情感のある歌いっぷりである。『冬の旅』はピアノ伴奏にも高度な技巧が要求されると言われるが、その点ブレンデルは技巧の面では申し分ない。かなり意欲的に弾いているように聴こえるが、フィッシャー=ディースカウを支えると言うより対等の共演者として存在感を示している。音質は非常に良好。 シューベルト:歌曲集「冬の旅」 関連情報

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ シューベルト:美しき水車小屋の娘(モンサンジョン・フィルム)、他 [DVD]

 あたりまえのようだけど、歌を聴くときに歌詞ってのはすごい重要だと再認識させられました。そのきっかけを、歌っているときのディースカウの表情に与えられました。ディースカウはこのDVDで、演じているように歌い、語ります。彼の口から発せられる言葉は、ドイツ語が多少わからなくても、とてもリアルに響いてきます。下手なテレビや映画よりも、ディースカウのつくり上げたフィクションの世界のほうが、私は楽しむことができました。おすすめです。 シューベルト:美しき水車小屋の娘(モンサンジョン・フィルム)、他 [DVD] 関連情報




Loading...


ここを友達に教える