反田孝幸 ランキング!

反田孝幸 大林宣彦DVDコレクション なごり雪 プレミアムセット

なごり雪・・・映画は三浦友和始め出演者全てが良い演技で泣ける物語です。景色もいいですね。感動しました。伊勢さんの歌もよくて、素敵なシーンが沢山あります。私は、実は3回同じこの作品を買いました。友人にあげたり、原発から大熊町から避難していて、2回目のDVDは、自宅に残されて残念に思い、購入したのです。何度見ても良い悲しくも感動な作品です。 大林宣彦DVDコレクション なごり雪 プレミアムセット 関連情報

反田孝幸 なごり雪 デラックス版 [DVD]

上のみなさんの感想を見ると棒読み、方言じゃない、演技に魅力がないなど不自然でがっかりした人もいるみたいですね。大林宣彦さんは本当すごい人だ。映画だけ見ると不自然の集合映画だと思います。多くの人がリアリティを求め、不自然をおかしいとする概念に捉われ過ぎてる。大林さんの著書に目を通して、この人の感性、考え、世界がどれだけすさまじいか触れてから映画を見ればまったく変わるでしょう、その上で好き嫌いが真っ二つになる監督だと思います。棒読みも、言語も、演技も全体の不自然さ・違和感も全てわざとです。大林ワールドと言えば不思議でなつかしい雰囲気。その裏の、人も家族もとても脆く儚い絶望にも似た闇があって初めて相対的に青春のノスタルジックな世界が成立するという大林映画の本質がよく見える作品。 なごり雪 デラックス版 [DVD] 関連情報

反田孝幸 説得‾エホバの証人と輸血拒否事件 [VHS]

私はプロテスタントのクリスチャンです。以前から、エホバの証人の「輸血拒否」は何故なのか?また輸血拒否事件と言うのがあったと聴き、それがビートたけしさん主演で映像化されているのを見て、今回購入しました。第一の感想は、非常にショックでした。言葉で聞いていた「輸血拒否」でしたが、実際映像化された姿を見たら、本当に、エホバの教義(ビデオの中には一切「エホバの証人」と言う言葉は出ないように配慮されています)を家族中で信じ、結局大事な一人息子を失ってしまう悲しみと、頭では教義を理解し、輸血を勧める医師にも「私たちは家族でここまでやっと信仰を育ててきたのです。」と言い、頑として輸血を断った主人公・荒木昇演じるビートたけしさんの、大卒の真面目な夫であり、父親である「淡々と」した演技がとても真に迫って来るのです。荒木が仕事も家庭も行き詰っている時、妻が誘われた勉強会に夫の荒木も出るようになり、だんだん家族揃って信者になっていく姿が「淡々と」描かれています。この「淡々と」と言うところが怖いなあと思うと同時に、ドラマの中のある医師が、息子の命と信仰の選択で葛藤する荒木夫婦を見て「ああ、この人たちも普通の人たちなんだなあ」と言う言葉が重く響きました。きっとそうなのでしょう。信仰を持つきっかけはいろいろだと思いますが、概して、やおろずの神の国・日本で、あえて一つの宗教を信じると言う方々、特にキリスト教は(私も入りますが)ちょっとしたきっかけなのではないかと思います。特別な人ではなく、割と真面目で(日本人の大半がそうですが)心が弱っている時心のよりどころになるものが欲しい・・・荒木夫妻の場合はそれがエホバだった。そして、その団体は輸血を禁じていたという悲劇につながったような気がします。ビートたけしさんと大谷直子さん演じた荒木夫妻も、非常に真面目な一市民の夫婦でした。ですからこのドラマを見ていて、誤った教義を信じ輸血拒否をしたために、息子を失ってしまった余計苛立ちと悲しみがつのるのです。しかし、エホバに限らず「自分の信仰が絶対だ」と思った瞬間から、私を含め人々は、傲慢、かたくなになり、あるいは原理主義者になったり、その宗教自体がカルト化していくのではないでしょうか?これはキリスト教のみならず、どの宗教でも起こりうることだと思います。そう言う意味で、タイトルに書いたとおり、信仰をお持ちの方全てに見て頂きたい作品です。非常に真面目に作られていて「宗教とは?神とは?信仰とは?」を問われる良作です。エンディングのシーンで、生前息子が大好きだったサッカーをやっている少年たちを荒木が見ながら、川原の土手に座って見ているシーンが映ります。そこに、小日向文世演じる若い医師が、亡くなった息子の帽子を持ってきて、感謝する荒木と語るシーンがあります。荒木は亡き息子のことを「(宗教上)これでよかったんだ」というようなことを言いますが、医師が去る瞬間、振り向いて荒木を見たら、荒木は、誰もいなくなったサッカー場。かつて、息子と二人でサッカーをして遊んでいた場所で、亡き息子を思い出したのでしょうか?あたかもその場にいるように、一人で相手をしているシーンが映ります。その瞬間を見た途端、ずんと心が痛くなり、涙が出そうになりました。頭では信仰を貫いたから良い、とわかっていても、父親の感情は「大切な息子を亡くしてしまった」と言う悲しみで一杯の荒木を、笑顔でそこにはもう居ない息子とサッカーをする姿を演じるビートたけしさんは、圧巻でした。ある宗教団体に翻弄された、真面目な普通の家族の、悲しい物語だと思います。私は原作の本より先にこちらを見ましたが、是非原作の説得―エホバの証人と輸血拒否事件も読んでみたいと思います。信仰を持っている方々と書きましたが、エホバに関心をお持ちの方も、是非ご覧頂きたい一作です。 説得‾エホバの証人と輸血拒否事件 [VHS] 関連情報




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